昨年11月に苗を植えたタマネギ。
みんなで、「美味しくなあれ!」と水やりを頑張り、会社の方々が丁寧にお手入れしてくださったお陰で、今年も立派なタマネギに生長しました!
立派に育ったタマネギをみんなで収穫してみることにしましたよ!
今年のタマネギはものすごく大きくて、力一杯引っ張ってもなかなか抜けません。
保育士も一緒に手伝って、「うんとこしょ!どっこいしょ!」
みんな泥だらけになって頑張りました。
見て下さい!こんなに立派なタマネギがたくさん採れました!
収穫したタマネギは、根っこと葉の部分を切り落とし、ヒモで括って干します。
タマネギを段ボール箱やバケツに入れて運んだり、ヒモで括ることにも挑戦したりしていました。
しばらく干しておいたタマネギ。今度はみんなで皮をむいてみることにしました。
手で持ってみると?「重たい!」
皮を一枚一枚ペリペリとむいていきます。
「むいたタマネギは今日おうちに持って帰ってもらいまーす!」と伝えると、「やったー!」とみんな大喜び。
「何のお料理にしてもらう?」と聞くと「ハンバーグ!」「カレー!」と口々に答えてくれました。
そして、この日の給食では、保育士が調理したタマネギをいただきました。
「あまーい」「おいしい!おかわり」と美味しそうに食べていました。
むいた皮は、干し網に入れ、しばらく乾かしておき、染め物に挑戦してみました。
まず、乾かした皮をネットに入れます。
「わ、パリパリしてる!」皮むきをしたときとはまた違う感触に驚く子どもたち。
ネットに入れた皮をお鍋の中に入れてグツグツ煮ます。その間に幼児たちは、輪ゴムで布を縛ります。
煮上がった染液を見て「ぶどうジュースみたい!」「カレーみたい!」と感想を言う子どもたち。
面白い発想ですね。
染液の中に布を入れ、再びグツグツ。その間に子どもたちは園庭へ遊びにいきました。
「できたよ~」の声に集まってきた子どもたち。ミョウバンを溶かした媒染液につけてみると・・・
「わ!色が変わった!」とびっくり。その後は水ですすいで・・・
輪ゴムをはずしてみると・・・
「わ~!きれいな模様ができてる!」とまたまたびっくり。
出来上がった染め物を暖簾にして保育室の玄関に飾ってみたり、保育士は給食提供時の三角巾として使ったりしています。
今回、育てる、収穫する、触る、食べる、染め物を楽しむところまで一連の流れとして取り組むことができました。
普段は捨ててしまうタマネギの皮も、使い方を工夫すると暮らしの中に豊かさを運んだり、新しい発見を一緒に感じることができますね。
自分たちが育てたタマネギに親しみを持ち、食べてみたいと思うこと、形や重さ、匂いにも興味を持ち、皮の部分も活用できることを知ることなど、今後も、「食べる」だけに留まらない繋がっていく食育活動を考え、「食」への興味関心を育てていきたいと思います。
井口