今年も保育室の畑に、たくさんの夏野菜が実りました。
その中で、傷んでいるもの、小さいものなど、食べることが難しいものを集めてスタンプを作ってみることにしました。
ゴーヤ、オクラ、ピーマン、ナス、カボチャ、万願寺とうがらしを半分に切り、さまざまな色の絵の具につけて、いろいろな形の野菜スタンプになりました。
1歳児は、「なんだろう…」と興味津々で野菜に手を伸ばし、画用紙に野菜スタンプを押してみました。
予想していない面白い形ができるのを見て、さらに心が刺激され、何度もペタペタと押して楽しんでいました。
2歳児は、「赤!」「黄色!」と、順番に色の名前を言いながら、好きな色を選んでいましたよ。
同じ色を好んで選ぶ子どもや、気に入った形の野菜を何度も繰り返して押す子どもがいたり、クレヨンで保育士が車の形を描くと、その中にきれいにスタンプして模様をつけたりして、スタンプを楽しんでいました。
幼児は、まずは色や野菜を選びました。しっかりと程よく力をいれて押すと、形がきれいにでることを知り、それぞれの野菜の硬さや形を捉えながら黙々とスタンプしている姿が見られました。
さらに、顔に見立ててスタンプしたり、オクラのスタンプをお花に見立て葉っぱを描いたりと、想像力を働かせて素敵な作品を作っていましたよ。
それぞれの年齢毎に、想いや個性が出た野菜スタンプの作品ができあがりました。出来上がった作品は、ランチョンマットにすることになりました!
給食時には、自分のマットを敷いて食べましたよ。
いつもの給食が、さらに華やかになり子どもたちも大興奮!
マットの上からお皿がはみ出さないように置いたり、野菜の模様を楽しんだりしながらおいしそうに食べていましたよ。
春の種まき、苗植えから、毎日水やりをして育ててきた野菜。毎日の生長を観察し、実った野菜は、子どもたちにとって愛着のあるものとなりました。
触れたり、匂いを嗅いだり、食べたりと、五感を使って身近に感じることで、野菜への興味・関心へとつながったと思います。
美味しい野菜を大好きな友だちと一緒に食べる、この体験が「食育」になり、これからますます食に興味を持ってくれることを願っています。
岡崎