風車の丘保育室の周りには自然がいっぱいあります。
そして今の時期に玄関へ出ると、春からずっと鳴く練習をしてきたウグイスが
”聞いてよ”と言わんばかりに「ホーホケキョ」と気持ちよさそうに鳴いています。
そんなウグイスの声を聞きつつ保育室の畑に目をやると、玉ねぎ・春じゃがが
元気よく育ってきていて、収穫が楽しみでなりません。
玄関先にはプランターに植えた、いちご・ワイルドストロベリー・パセリが育っています。
外へ出た時や散歩に行く途中でその野菜たちに「おおきくなぁれ おいしくなぁれ~」と声を掛けます。
赤くなったいちごをみつけたら収穫し、パクっとお口に入れることもあり、毎日生長・収穫を楽しみにしています。
良く晴れた日に、夏野菜を今年もみんなで植えることにしました。
この日は、なす・きゅうり・ピーマンを外構さんが耕してくれたフワフワの畑に植えました。
違う日には、みんなの広場の四角い畑にとうがらしを植えました。
後日、玄関先のプランターへミニトマトとゴーヤを植えました。
植える時に土が手や身体につくこともあります。
大半の子どもたちは土で汚れてもへっちゃらです。
どろどろになっても気にせず夢中になってお手伝いをしてくれます。
土がつくことがちょっぴり気になる子も、「後で手を一緒に洗おうね」と
声を掛けることで安心し、活動に戻れたりします。
そこはその子その子に寄り添いながら対応することを心掛けているところです。
野菜を植えた後はじょうろでの水やりも忘れません。
「おおきくなあれ~」と言いながら夏野菜たちに水をかけてくれました。
今年もこうして野菜を育てる中で、野菜の名前を知り、土に触れることができました。
そんな野菜たちの生長を日々見守りつつ、少しでも野菜に興味を持ってくれるきっかけになればいいなと思います。
植えた野菜が保育室の昼食に出た日には「みんなで植えた野菜もこんな風に美味しく出来るといいね」と
期待を込めた声かけも私たちは欠かしません。
食育と言われて久しいですが、「食べることは生きること」ですね。
生きていく中で保育室の畑での体験を通して自然を感じてくれたらスタッフとして嬉しいです。
そのためにも、夏野菜の生長を楽しみながら一緒に見守っていこうと思います。
森下