ある日、保育室にこんな男の子がやってきました。

北風小僧の寒太郎です。今年も保育室までやってきました。

「この子、かんたろうって言うんでしょ?」とFちゃん。
「歌も知ってるよ! きたかぜ~こぞうのかんたろ~、かんたろう!!ってね」
近くにいたスタッフもFちゃんの歌声につられて一緒になって大合唱しました。
寒太郎は保育室がある遠州地方にぴったりな空っ風が吹く頃に現れる元気な男の子なのです。

寒太郎が来たと思ったら、雪のこぼうずもやってきて、屋根に下りたり水になって
消えたりする歌を毎日楽しみ、保育室がとても賑やかになりました。
せっかく寒い日が続くならと、バケツに水を張って玄関先に置き、次の日に子どもたちと覗いてみることにしました。

暖かいといわれている静岡でもこの日は氷点下になると天気予報が言っていた通り、
とっても寒い朝となりました。あたたかい恰好をしていざ玄関先へ。


バケツから取り出してみたらこんなにも厚い氷ができていました。
そんな氷をバケツから持ち上げた子は、氷が厚い分ずっしりと重たいし、
持っていればいるほど冷たくて手がジンジンと凍ってしまいそうになります。


それでもキラキラと輝く氷を眺めたり、お友だちに見せてあげたりして
寒さよりも氷を楽しむ姿がそこにはありました。


分厚い氷を触るのを躊躇していた子には、割れた小さい氷を渡すと
恐るおそるではありましたが何とか氷を持ったり触れたりすることができました。
寒いのならばこうして子どもたちと楽しんでしまう活動をすることで
冬ならではの体験をすることができました。

寒い毎日ではありますが、散歩先では梅のお花が咲き始めていて子どもたちと見上げているところです。
暖かい春がすぐそこまできているようです。
森下