一月とはいえあたたかい日が多い保育室では、お散歩も楽しい活動なのはもちろんのこと、
いろいろな食べ物を子どもたちと一緒に育て、収穫して味わう活動も楽しんでいます。
先日は畑の大根を子どもたちと収穫しました。
毎日お散歩に行く時に「おおきくなあれ おいしくなあれ」と声を掛けていた子どもたち。
大根の生長を間近で見てきたこともあり、どの大根が美味しそうなのかよく見ていたℤくん。
待ってましたとばかりに誰よりも大きくって立派な大根を選び、収穫することができました。
初物の大根はスティック大根にしてみんなでおやつにいただきます。
採れたてのみずみずしい大根をおいしく頬張ることができました。
違う日には、切り干し大根を作ったり、自分で抜いた大根に名前を書いてお土産に持ち帰って楽しみました。
更にカブも大きく生長していたので一緒に抜き、厨房に届けるために、たらいの中で土を落とすよう水洗いのお手伝いも忘れません。
みんなのお陰で真っ白になった大根とカブは「美味しいから早く食べて」と言わんばかりです。
厨房に子どもたちと届けて、昼食用においしくお料理をしてもらいました。
自分たちで育てたお野菜は味も格別ですね。どの子もいつも以上によく食べていました。
ブロッコリーは特に思い入れのある野菜です。
それはなぜかと言うと、ブロッコリーの葉っぱが大好きな虫がみんなの大事な葉っぱに穴をあけてしまうからなのです。
散歩などで玄関を出たら、ブロッコリーを育てているプランターにどの子も直行し、
葉っぱについている虫(モンシロチョウの幼虫)を探すことに全力で参加してくれました。
そんな子どもたちの努力が実を結び無事に食べごろを迎え、ようやく収穫する日がやってきました。
葉っぱを食べてしまう悪い虫から守ることに成功した子どもたちはこうして美味しくいただくことができました。
風のない穏やかな日には釜戸でさつまいもを茹で、干し芋つくりも体験しました。
今年は紅あずまという品種なのですが、実ったさつまいもがなぜかまん丸な形をしていました。
「なんだかまん丸ね」「さつまいもじゃないみたいね」と畑からお芋を掘りだす度にまんまるなさつまいもをみて
言っていました。それから3~4週間置いておいて甘みが増すのを待っていたのです。
久しぶりに自分たちの掘ったさつまいもを見て、「ボールみたいね」と口々に言いながら丁寧にたらいで洗い、
釜戸へ運んでくれました。釜戸にはお散歩でもらってきた薪をくべてまん丸なさつまいもを茹でます。
茹でたてのホクホクなさつまいもを味見したり、干しやすいようにカットする様子を間近で見ました。
3~4日干したら完成です。みんなで数日に分けておやつにいただきました。
それから室内では様々なきのこを育てています。 しいたけ、えりんぎ、なめこ、ぶなしめじ等々。
きのこは湿っていると元気になるのを知っている子どもたちは、霧吹きでお水をあげるお手伝いも張り切ってやってくれています。
こうして風車の丘保育室では、まだまだ美味しい収穫が続いていきます。
森下