風車の丘保育室の周りでは木々が青々と茂り、小鳥のさえずりが響いています。
5月といえども暑くなる日も多く、遊んでいる子どもたちの額にはうっすら汗が光っています。
そんなある日、近所のJAさんのご厚意で今年もお米の苗をいただくことができました。
いただいたお米の苗を前に「これがお米の赤ちゃんなの?」「(苗を触ると)ふさふさしているね~」と思い思いに眺めたり触ったりしていた子どもたち。
お米の赤ちゃんが大きくなれるようにバケツに植えてあげようねと話し、スタッフと一緒にバケツへ田植えを楽しみました。
まず最初に空のバケツに黒土を入れるお手伝いをします。土遊びの延長のように楽しそうにバケツへ入れてくれました。
無事にバケツへ土が入ったらお水を入れてかき混ぜます。お米に使用する土は真っ黒い色なので、ちょっぴり躊躇する子もいる中
お水が加わったことでハードルがさがり両手を入れる子もいました。黒土と水が合わさったトロンした感触は子どものみならずスタッフも癖になりそうな気持ち良さでした。
気持ちよくグルグルかき回して土が落ち着くのを待ちます。
翌日、黒土が落ち着いたことを確認し、いざ田植えスタートです。
少しずつ束にした苗をスタッフと共に植えていきます。
最初は恐るおそるだった子も慣れてくると一人で植えようと苗を持つ手に力が入ります。
スタッフに「上手にできてるよ」「いい感じだよ」と言われ、どの子も嬉しそうに田植えを経験できました。
お米の苗を植えたバケツに自分の似顔絵を貼って完成です。
このバケツ稲は子どもたちや保護者の方がいつも見届けられるよう玄関先に置いて育てていきます。
畑の野菜と合わせて毎日見守っていこうと思います。今年の夏も暑くなると天気予報では言っておりました。
暑さに負けず、風車の丘保育室の子どもたちのように元気でたくましくお米も生長していくことを願っています。
森下