昨年秋に種を蒔いたキヌサヤにかわいい赤紫の花がたくさん咲き始めました。
そして、花が枯れると次々においしそうなキヌサヤが実り始めたので、みんなで収穫することにしました。
収穫する前に、「赤ちゃんのお豆はこれから大きくなるから採らずに置いておこうね」とお話をして、いざ出発!
「どこかな~?」
葉っぱと同じ色なのでよ~く見ないと見過ごしてしまいます。
「あった!」
「ここにも!」
目が慣れてくるとたくさん実っているキヌサヤをどんどん見つけ始めました。
「これは赤ちゃんだから置いておく」と小さな豆は採らずにしっかりと大きく実ったものを収穫していました。
採れたての新鮮な豆なので、さっと塩ゆでをして食べてみることにし、茹で上がりを待っている間に、観察用の豆に触れてみました。
「中はどうなっているのかな?」
なかに豆が並んでいるのが見えるので、一生懸命に開けてみようとしますがなかなか開きません。
頑張ってぎゅっと力を入れてちぎると可愛いお豆さんが飛び出してきました。
「わ~! ちっちゃ~い!」
「さあ、できたよ~!」
茹でたての緑の濃い、ピカピカの絹さやです。
「いただきま~す」「ん~あま~い!」
甘くて味も濃く、子どもたちは次々「おかわり!」
「おかわりが売り切れでーす」「え~・・・」ちょっぴり残念な表情です。
普段お家でキヌサヤをあまり食べない子どもも何度もおかわりをしていました。
種を蒔き、水やりをして、生長の様子を観察し、自分の手で収穫した採れたてのものを、お友だちと一緒に食べる。
最高の食育だと思います!
キヌサヤの他にも、スナップエンドウやグリーンピース、ソラマメも実り始めています。
また、イチゴも赤く色付き始め、これからの収穫がとても楽しみです。
近々夏野菜の苗植えもする予定にしており、今年度も、自分たちの手で野菜を育てていく過程で、感性や感謝の気持ちが培われ、たくさんの気づきに出合えることと思います。
いっぱい遊んでいっぱい食べて元気に過ごしていきたいと思います。
井口