今年の春に、園の菜園で育てたい野菜を子どもたちに尋ねた時に、「おにぎりが食べたい!」
と答えた子どもがいました。
それならばと、バケツ稲でお米作りにチャレンジしました。
5月にみんなで植えたバケツ稲が、夏の太陽をたっぷり浴びて・・・
7月にはこんなに大きく生長して、たくさん穂をつけてくれました。
そして9月。穂もすっかり黄金色になり、いよいよ稲刈りです。
刈り取ったら穂を下にして、風通しのよい場所で10日ほど天日干しにしてから、脱穀をしました。
稲の上にコップを置いて、稲を引っ張るとぷちぷちっと脱穀できます。
職人のような佇まいで、夢中になって脱穀をする子どもたち。
みんなで頑張って、お茶碗に一杯くらいのお米が収穫出来ました。
すり鉢にお米を入れてボールで擦って『もみすり』をします。
擦ってもみがらが外れたところで、ふっと息を吹きかけると籾殻だけが飛んで
玄米になります。
子どもたちは勢いよく「ふーっ!」と息を吹きかけ、もみを飛ばすのが面白いようでした。
精米をして白米になるまでもう少し。
玄米を見ていよいよ実感が湧いたようで、「これでおにぎりできるね!」「はやくたべたいね!」
と、自分たちが育てたお米をおにぎりにして食べるのを、楽しみにしている子どもたちです。
田口