田んぼの稲が黄金色に輝きはじめました。
早いところでは稲刈りをしている田んぼも・・・。
毎年この時期なると、保育室で必ず作る、大切なものがあるのです。
それは、”かかし”です。
いつも散歩で遊ばせていただいている、田んぼ。
そこで育てている大切なお米が悪い鳥に食べられませんように・・・
そんな願いを込めて、毎年かかし作りをしています。
さて、今年はどんなかかしにしようかな?
オバケのかかしも作ったし、フクロウのかかしも作ったし・・・
アンパンマンのかかしもいたね。
みんなで話しながら、頭を悩ませます。
そんな時、子どもたちの鼻歌が聞こえてきました。
それは、”やさいのうた”
そういえば、今年は野菜の歌をいっぱい歌い、野菜もたくさん収穫しました。
その中でも、唐辛子が一番の豊作でした。
そういえば、みんなの大好きな絵本”おやおやおやさい”にとうがらしの父さんがいる!
・・・ということで、今年のかかしは”とうがらしの父さん”に決定しました。
おやおや、おやさい 石津ちひろ 文 山村浩二 絵 福音館書店
何度も読んで、親しみのあるお話なだけに、子どもたちの気持ちも高まります。
かかし制作中も、新聞を丸めたり、袋に詰めてくれたり、頑張ってお手伝いをしてくれました。
そして、ついに”とうがらしの父さん”が完成です!
”すごーい!” ”とうがらしだ!”
子どもたちが目を輝かせて喜ぶ姿を見ると、私たちも嬉しくなります。
さあ、やっと出来たこのかかしを、田んぼへ・・・と思ったのですが
せっかくなら、会社の皆さんにも見てもらいたい!ということで
田んぼの前に会社に寄り道をすることにしました。
”わっしょい、わっしょい”
みんなでかついで運びます。
そして、レストラン入り口に飾っていただきました。
来週には、いよいよ田んぼへ。
とうがらしの父さん、頑張って美味しいお米を守ってね。
大城