4月にみんなで苗植えと種まきをした菜園の夏野菜。
毎日菜園の水やりや観察などをし、収穫できる日を
今か今かと楽しみにお世話してきました。
そして6月。
こんなにたくさんの葉っぱが生い茂り、立派な畑になりました!
菜園活動では、毎日の水やりをとても楽しみにしている子どもたち。
2,3歳児がしている様子を見て、1歳児も一生懸命ジョウロで水やりをしています。
3歳児の中には1歳児の時から菜園活動を経験し、今年で3年目の子どもたちもいます。
去年は青いトマトの実は採ってはいけないのは、なぜ?という子どもがいたので、
青いトマトを採って皆で食べてみた事もありました。
その時、“とても酸っぱかった!”という経験があるので、
真っ赤に色が変わったら収穫できるという事をよく分かっている子どもたち。
また小さいキュウリを取ろうとした子どもに3歳児が、
「もっと大きくなってから採るんだよ」と教える姿も見られました。
収穫に関しては様々な事を経験しながら学んできた子どもたちですが、
毎日の水やりについてはちゃんと話した事がなかったので、水やりの仕方や
どんな時に水やりが必要なのかを子どもたちにも考えてもらえたらという思いで、
分かりやすく絵を使って伝えてみました。
葉っぱや実から水を吸い取るではなく、土の中の根っこから吸って飲んで大きくなる事。
雨が降った日や、雨上がりで土が濡れている時は水やりはしなくてもいい事。
水やりの話を真剣に聞いていた子どもたち。
その後戸外遊びに行くと真っ先に菜園に走って行き、菜園の土を見たり触ったり…。
「今日は土が濡れてるから水やりいらないよね?」と保育者に確認していました。
また別の日には、葉っぱに水やりをしていた子どもが、
土と茎の境目にジョウロの先を持って行き水やりをしていました。
菜園活動を通して、日々色々な事を考え、感じた事が、
子どもたちの経験となっているようです。
梅雨時期はなかなか戸外にも行けず、菜園活動も中休みとなりますが、
雨の合間に菜園の様子が気になり皆で見に行きました。
葉っぱをかき分けて覗き込むと・・・
「大きなキュウリがあったー!」「こっちも!」と
収穫できそうなキュウリがたくさんあり、大喜びの子どもたち。
「あっ!トマトも赤くなってる!」
毎日赤く実るのを観察していたトマトも、ついに収穫の時期を迎えました!
この日はキュウリ、トマト、ナスなどこんなにたくさん!
トウモロコシはまだだね・・・と少し残念そうな様子ですが、
大きく生長するのを、もうしばらく楽しみに待ちたいと思います。
採れたばかりのキュウリは、給食の時に食べてみました。
青みが感じられる濃い味のキュウリでしたが、子どもたちは
「おいしいー!」「おかわりー!」と用意していたキュウリは
あっという間に無くなってしまう程の人気でした。
採れたての野菜の美味しさを味わい、自分たちが育てたという喜びや達成感を感じながら、
暑い夏も皆で菜園活動を楽しんでいきたいと思います。
田口